来主操は、ミールが竜宮島に送り込んできた人型の使者だ。
操の属するミールは、北極ミールが砕けたかけらから生まれた。
このミールは人類が与えた耐えがたい痛みに怯え、“痛み”と“死の恐怖”から逃れることを選択した。
その方法として、自分以外のミール及び人類から戦う力を奪おうと考え、まず最初に竜宮島のコアを同化しようと接触してきた。
エメリーと美羽がその存在に気づいた操は、第二次蒼穹作戦時に竜宮島に接触してきた操とは別の個体である。
そのことは、名前を訊かれた操が「来主操。前にいた存在と同じ名前」と述べていることからも分かる。
だが、その記憶は受け継がれているため、彼は前の操と似た振る舞いをする。
操に新しく与えられたのは、カノンが搭乗していた機体――マーク・ドライツェンだった。
操は、容子がカノンの機体を使わせてくれることを喜ぶ。
操にとってカノンは、彼と竜宮島を出会わせてくれた大切な人だった。